株式売買とブロックチェーン
株式自体が随分昔に生まれた[仮想]のものですから、
株式売買を意識したdAppsというのは何だか面白いですよね。
仮想通貨は仮想だから信用できないなんていう人もまだいますが、
株式市場の現在の盛り上がりを見ると、
なんていう凄いものを生み出したんだと感動しますね。
さて、EtherStocksは株式売買を模したゲームです。
ゲーム内では、
現実に取引されている株式売買同様の方法で行われるようです。
しかし、実際に取引されている株式ではありません。
現実の株式売買と同じようなシステムを採用しており、
株式売買に興味がある方には非常に興味深い内容になるのではないでしょうか。
EtherStocksの遊び方は
株式を模したゲームです。
DayTraderやNightTraderと呼ばれるモードがあります。
もちろんゲームなんですが、実際の取引と錯覚しますよね。
DayTraderは、ハイリスクハイリターンなゲームモードとなっています。
価値がないに等しい株式を購入し、誰かが1.5から2倍の価格で購入されることを待つというものです。
なんだか、dAppsでこのサービスが運営されているところには皮肉を感じますが、
それは置いておきましょう。
株式を購入するたびに、残り時間は24時間にリセットされます。
この時間が終了すると、価格の上昇分はリセットされ、価格は0.005ETHに戻って行きます。
NightTraderは、DayTraderのように、
全ての株式購入費のパーセンテージは積立掛け金となり、
株式が購入されるたびに残り時間は6時間にリセットされます。
最後の1つは、株式購入の残り時間が切れたときに積立掛け金の70%を獲得。
残りの部分は新しいジャックポットを開始するために使用されます。
また、プレーヤーが行うことのできる選択は以下のようなものです。
- 購入(Buy) – 現在の購入率で株式を購入します。
- 売却(Sell) – 現在の売却率で株式を売る – ETHは配当金に入金されます。
- 回収(Reinvest) – 自身のイーサリアムネットワークに配当を回収します。
- 再投資(Withdraw) – 現在の株式の配当であるETHを使用して株式を購入します。
- 損切り(Get Out) -自身の株式を売却し、すぐに配当金を回収することができます。
株式を購入されるたびに、その後の購入金額は0.25%増加します。
さらに、株式が売買されるたびに、
取引の10%が配当として全株主に分配されていくようです。
β版のため、この辺りは変更もありそうですね。
ユーザーは様々な方法でお金を稼ぐことができます。
株式を安く購入し、高く売却することが一番基本の方法になるでしょうか。
株式を購入し、売却することなく保持すると価格が変動するときに配当からお金を得ることができます。
EtherStocksが実質的に運営されている限り永遠に配当を得ることができます。
まとめ
株式売買という、
いわば共同幻想を現代でうまく軌道に乗せたシステムをdAppsで出すというところに面白さを感じます。
お金を儲けることに集中できるため、
ゲームの要素はいらないというユーザー層にハマりそうですね。
配当金の設定もしっかりとあることから、
運営が長く続けば、先行者には大きなメリットが生まれてくるのではないでしょうか。
現在の一般的に上場されている株式市場も、
ブロックチェーンとの相性が良いでしょうから、
将来的には当たり前のように組み込まれていくかもしれませんよね。
dAppsの技術がどのように浸透していくのかやはり注目です。